第4回しおまる塾 開催レポート

こんにちは、PTA本部です。

 

残暑の残る中、9月18日に第4回しおまる塾を開催いたしました。

 

今回のしおまる塾は、7月に塩原小学校の5、6年生が受講した、「性と健康と権利に関する教育」と同様の講義を保護者向けに実施しました。

 

テーマは「心と身体の安全」──「境界線 〜自分を守る・相手も守る〜」。

講師には、福岡県性暴力対策アドバイザーであり、塩原小学校スクールカウンセラーの郡島愛先生をお迎えし、保護者の皆さんとともに学びの時間を過ごしました

 

“境界線”とは?~あなたのからだはあなたのもの・あなたのこころもあなたのもの~

境界線とは、「ここから先は自分の領域」「ここから先は相手の領域」といった 心と体の“見えない線” のこと。郡島先生はそれを「自分のまわりをぐるっと囲む、透明バリア」と表現されました。

この透明バリアは、 “自分を守るための線” であり、同時に “相手を尊重するための線” でもあります。

郡島先生は、スライドを交えながら「自分の気持ちや体を大切にすること」「相手の気持ちや体を侵さないこと」という視点で分かりやすく説明してくださいました。

「イヤだと思ったことは“イヤ”と言っていい」「相手の“イヤ”も受け止める」──そんなシンプルで大切なメッセージが心に残りました。

 

◆ご参加の皆さまの感想

・「透明バリア」という言葉にはっとしました。子どもの“イヤ”というサインを、これまで見逃していたかもしれません。今日からは“見えない線”を意識して、接し方を少しアップデートしていきたいです。

 

・子どもと同じ授業を聞けたことで、家庭での会話が深まりました。これからは親子で「イヤ」「いいよ」を伝え合える関係をつくっていきたいです。

 

・「境界線」は難しいテーマではなく、身近なことだと気づきました。郡島先生のお話がとてもわかりやすく、笑いながら学べる時間でした。

 

・「多様性を認め合う」という言葉を耳にすることが多い今、その原点は「境界線」にあるのだと感じました。相手を尊重しながら、自分を大切にするという考え方がとても印象的でした。

 

郡島先生のあたたかくユーモアあふれる語りに、会場は笑顔と共感に包まれました。

“透明バリア”というキーワードを通して、子どもも大人も「自分を大切にしながら人と関わる」ことの意味を改めて考える時間になりました。

 

次回のしおまる塾も、どうぞお楽しみに!