第3回しおまる塾 給食試食体験会レポート【学び編】

こんにちは、PTA本部です。

6月13日(金)、第3回しおまる塾として「給食試食体験会」を開催しました。
日頃、子どもたちが食べている給食について「どんな風に作られているの?」「どんな工夫があるの?」と気になっている保護者の方も多いのではないでしょうか。
今回は34名の保護者の皆さまにご参加いただき、中村教頭先生、そして栄養教諭・津﨑先生からのお話を伺いながら、実際に給食を体験していただきました。
“給食を知る”ことを通して、子どもたちの学校生活や食への理解が深まる、学びと発見にあふれた時間となりました。

 

給食について学ぶ時間


まずは、栄養教諭・津﨑先生による講話からスタートしました。
「給食ができるまで」をテーマにした動画を視聴しながら、献立作成の裏側や、食材の準備、安全管理の流れについて詳しく教えていただきました。
栄養バランスやアレルギー対応、予算、献立の偏りがないようにする工夫など、給食ができるまでに様々な視点で考えられていることを知り、参加者一同とても驚いていました。
また、一学期は子どもたちが給食に慣れていないことを踏まえて、食べやすさや量にも配慮して献立が組まれていることなども、保護者として安心できるポイントでした。

 

教頭先生のお話より

冒頭で中村教頭先生からは、近頃SNSなどでも話題になっていた「福岡市の給食が貧相なのでは」という声について触れられました。
そのうえで、「今日の体験を通して、実際の給食の工夫やこだわり、想いを知っていただき、安心していただける機会になれば」とのお話がありました。
まさに今回の試食体験会は、現場の実態を知り、誤解や不安を解くための大切な学びの場にもなったと感じます。

 

調理の舞台裏に驚きと感謝

さらに驚きだったのは、塩原小の800人分の給食を、わずか7人の調理員さんで作ってくださっているということ!
卵は一つひとつ手で割って確認 ・野菜は三度洗浄 ・麺のぬめりを取るための流水洗い ・すべての加熱食材は85℃以上に温度管理
など、徹底した衛生・安全管理が行われており、給食に携わる多くの方々の想いや丁寧な仕事ぶりに触れることができました。

楽しい工夫もたくさん!

【ふりかけの中にハートの海苔が♡】


【残さず食べたくなりますね☆】

この日の給食には、“姪浜のりの梅ふりかけ”が登場。中にはハート型の海苔が入っているものがあり、実際に参加者の中でも「当たり」が!子どもたちの間ではクラスに数名だけ入っているとのことで、日々の給食にワクワクを添える素敵な工夫ですね。
さらに、月に1度「ラッキーにんじんの日」には、ハートや星、花、くまの形に型抜きされたにんじんが入っていることもあるそうです。

見た目からも食べる楽しさを伝えたいという、調理室からのあたたかな気持ちが伝わってきました。
給食は、単なる「食事」ではなく、子どもたちの健康や心の成長にもつながる大切な学びの時間であることを、あらためて感じられる機会となりました。

次回の記事では「給食準備編」をお届けします。お楽しみに!